国家神道関係論文・著書(2021年1月)一覧

論文を集めた研究書の刊行の作業がはかどりませんので、早く研究書をまとめるための一助としたいと思い、書籍・論文一覧を掲載します。

書籍
1 島薗進『国家神道と日本人』岩波書店、2010年
2  同 『神聖天皇のゆくえ――近代日本社会の基軸』筑摩書房、2019年
3  同 『明治大帝の誕生――帝都の国家神道化』春秋社、2019年

論文
1 島薗進「国家神道と近代日本の宗教構造」『宗教研究』329号、2001年a
2 同 「総説 一九世紀日本の宗教構造の変容」小森陽一他編『岩波講座 近代日本の文化史2 コスモロジーの「近世」』岩波書店、2001年b
3 同 「国家神道とメシアニズム――「天皇の神格化」からみた大本教」安丸良夫他編『岩波講座 天皇と王権を考える4 宗教と権威』岩波書店、2002年
4 同 「戦後の国家神道と宗教集団としての神社」圭室文雄編『日本人の宗教と庶民信仰』吉川弘文館、2006年a
5 同 「神道と国家神道・試論――成立への問いと歴史的展望」『明治聖徳記念学会紀要』復刊第四十三号、2006年b
6 同 「国家神道・国体思想・天皇崇敬――皇道・皇学と近代日本の宗教状況」『現代思想』第35巻第10号、2007年8月、211-229ページ
7「書評と紹介:阪本是丸編『国家神道再考――祭政一致国家の形成と展開』」『宗教研究』353号、2007年9月、269-275ページ
8 同 「国家神道はどのようにして国民生活を形づくったのか?――明治後期の天皇崇敬・国体思想・神社神道」」洗建・田中滋編『国家と宗教――宗教から見る近現代日本』法蔵館、2008年a
9 同 「宗教史叙述の罠――神道史・国家神道史を例として――」市川裕・松村一男・渡辺和子編『宗教史とは何か』リトン、2008年b
10 「近代日本の〈宗教〉と〈神道〉――宗門・皇道・文明との関わりから」『明治聖徳記念学会紀要』復刊第45号、2008年C
11  同 「日本の世俗化と宗教概念」羽田正編『世俗化とライシテ』東京大学グローバルCOE「共生のための国際哲学教育研究センター」、2009年
12 「日本人論と国家神道の関わり」『宗教と現代がわかる本』平凡社、2011年3月
13 「現代日本の宗教と公共性――国家神道復興と宗教教団の公共空間への参与」、磯前順一・島薗進編『宗教と公共空間――見直される宗教の役割』東京大学出版会、2014年7月
14 「東アジアから見る政治と宗教 おわりに」磯前順一・島薗進編『宗教と公共空間――見直される宗教の役割』東京大学出版会、2014年7月
15 『国家神道と戦前・戦後の日本人――「無宗教」になる前と後』河合文化教育研究所、2014年9月
16 「明治初期の国家神道――神社と制度史中心の歴史的叙述を見直す」島薗進他編『シリーズ日本人と宗教――近世から近代へ』(高埜利彦・林淳・若尾政希と共編)「第1巻 将軍と天皇」春秋社、2014年9月、207-235ページ
17 「天皇崇敬・慈恵・聖徳——明治後期の「救済」の実践と言説」『歴史学研究』932号、2015年6月、26−37ページ
18 「国家神道の形成と靖国神社・軍人勅諭——皇道思想と天皇崇敬の担い手としての軍隊」、明治維新史学会編(高木博志・谷川穣担当編集)『講座 明治維新11 明治維新と宗教・文化』有志舎、2016年3月、129−159ページ
19 「明治維新は世俗的変革か?--安丸良夫の国家神道論と宗教論の展開」『現代思想 臨時増刊号 安丸良夫--民衆思想とは何か』青土社、2016年9月号、250−261ページ。
20 「象徴天皇の人間性を示す二つのお言葉」『Journalism』318号、2016年11月、36−43ページ
21 「書評と紹介:國學院大學研究開発推進センター編・阪本是丸責任編集『昭和前期の神道と社会』弘文堂、2016年2月刊」『宗教研究』387号、2016年12月、117−124ページ
22 “Restoration of the Authoritarian State and Opposition by Religious Forces: Politics and Religion in Japan in the Early 21st Century,” Sophia Journal of Asian, African and Middle Eastern Studies, vol. 34, December 2016, pp.7-25
23 「神道と国体論・天皇崇敬」『現代思想 臨時増刊号:神道を考える』2017年1月、72−80ページ
24 “Religion and Public Space in Contemporary Japan: Re-activation of the Civilization of the Axial Age and the Manifestation of State Shinto and Buddhism,” Christoph Bochinger and Joerg Ruepke, eds., Dynamics of Religion: Past and Present, De Gruyter, 2017, pp.31-46
25 「神道政治連盟の目指すものとその歴史——戦後の国体論的な神道の流れ」塚田穂高編『徹底検証 日本の右傾化』筑摩書房、2017年、302−321ページ
26 「解説(2)」奥平康弘『「萬世一系」の研究』(下)(岩波書店、2017年3月)、275−294ページ
27 「敗戦と天皇の聖性をめぐる政治--「国体護持」と「国体のカルト」の制御」吉馴明子・伊藤彌彦・石井摩耶子編『現人神から大衆天皇制へ―—昭和の国体とキリスト教』刀水書房、2017年3月、31−51ページ
28 「存続した国家神道と教育勅語の廃止問題」『福音と世界』8月号、2017年8月、31−37ページ。
29 「国家神道復興運動の担い手——日本会議と神道政治連盟」堀江宗正編『宗教と社会の戦後史』東大出版会、2109年4月、123−150ページ
30 「天皇の神聖性の否定と象徴天皇制」『季論21』第44号(2019年春号)季論21編集委員会、2019年4月、29−36ページ
31 「戦後も維持され続けた皇室祭祀――脱聖化こそが象徴天皇の理念]
『Journalism』347号、2019年4月、19−26ページ

32「国家神道復興運動の担い手――日本会議と神道政治連盟」堀江宗正編『宗教と社会の戦後史』東京大学出版会、2019年4月、123−150ページ

33「近代日本の戦争と天皇の神聖化」戦争社会学研究会編『戦争社会学研究第3巻宗教からみる戦争』ずみき書林、2019年6月、13−33ページ

34「国家神道・神聖天皇崇敬の「見えない化」――右派論客の戦略的言説から現代歴史学者の「思索の旅」へ――」『神奈川大学評論』第93号、2019年7月、86−98ページ

35「書評と紹介:山口輝臣編『戦後史のなかの国家神道』」『宗教研究』第93巻第2輯(通巻395号)、2019年9月、237−243ページ

36「近代日本の軍の宗教性と身心変容技法――尊王の軍人・乃木希典と禅」『身心変容技法研究』上智大学グリーフケア研究所・身心変容技法研究会、2019年3月、29−37ページ

37「靖国神社はなぜ生き延びることができたのか」日本平和学会編『戦争と平和を考えるNHKドキュメンタリー』法律文化社、2020年10月、76−79ページ

38「神聖天皇と国家神道からみた日本の右傾化」小熊英二・樋口直人編『日本は「右傾化」したのか』慶應義塾大学出版会、2020年10月、223―259ページ

39「南原繁・無教会・国家神道――敗戦直後の論説から」南原繁研究会編『今、南原繁を読む――国家と宗教とをめぐって』横濱大氣堂、2020年6月、28−53ページ

カテゴリー: 国家神道, 未分類 パーマリンク